院長コラム

4.診断はどのようにおこなわれるのでしょうか?(院長 井出広幸)

1.発達障害とは何でしょうか?

2.発達障害は「障害」なのでしょうか?

3.生きづらさの背景には、何があるのでしょうか?

4.診断はどのようにおこなわれるのでしょうか?

発達障害の診断で重要な視点は、大きく3点です。その特性のチェックリストに一致するか、幼いころからその特性が見られているか、そして今の日常生活にどのような影響が出ているか——この3点が中心になります。

ひとつ、誤解をといておきたいことがあります。WAISなどの高額な知能検査は、発達障害の診断基準に含まれていません。「本格的な検査を受けないと診断できない」というイメージが広がっていますが、診断の核心は、日常の行動特性と生育歴の丁寧な聴き取りにあります。

「ネットのチェックリストで当てはまった」という方もよくいらっしゃいますが、それはあくまで「可能性がある」という段階のものです。

そして私が一番大切にしているのは、「発達障害かどうか」という問いの先にある、「私はなぜこんなに生きづらいのか」という本当の問いに、きちんと向き合うことです。その答えを丁寧に一緒に探していくのが、診療の役割だと思っています。

5.発達特性があるとわかったら、どう向き合えばいいでしょうか?

6.どんな方向を目指すといいのでしょうか?

大船心療内科