院長コラム

5.発達特性があるとわかったら、どう向き合えばいいでしょうか?(院長 井出広幸)

1.発達障害とは何でしょうか?

2.発達障害は「障害」なのでしょうか?

3.生きづらさの背景には、何があるのでしょうか?

4.診断はどのようにおこなわれるのでしょうか?

5.発達特性があるとわかったら、どう向き合えばいいでしょうか?

まず整理したいのは、「治すべきもの」と「理解して受け入れ育むもの」は別だということです。

発達特性そのものは、治す対象ではない可能性があります。私の言い方をすれば、それは「天からのギフト」である場合が多い。一方で、心の傷の影響は、丁寧に取り組むことで変わっていく可能性があります。

当院に相談に来られる方の中には、「変えようとしても変わらないものを、ずっと変えようとしてきた」とおっしゃる方がいます。逆に「変えられるのに、変えられないと思いこんでいた」方もいます。この区別を整理することが、まず大切な一歩になることがあります。

土台として重要なのは、睡眠・運動・食事といった生活リズムの安定です。特にADHDの傾向がある方にとって、運動は非常に重要な意味を持つ可能性があります。その上で、自分の心の動きに気づく練習(ジャーナリングや瞑想など)を積み重ねていくことが、多くの方に有効な道筋のひとつです。

6.どんな方向を目指すといいのでしょうか?

大船心療内科