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トラウマや不安からの回復 ― 助産師として感じてきた「命の力」

 

皆さま、初めまして。

大船心療内科デイケアスタッフの石井恭子です。看護師としてデイケアルームに勤務しています。

もともとは助産師として長く現場に関わっており、多くの命の誕生に立ち会ってきました。

また、国際中医師・国際薬膳師の資格も持ち、東洋医学の視点も大切にしています。

このブログでは、心と体のつながりについてや体をととのえること等を西洋医学と東洋医学の視点を交えながらお伝えしていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今日のお話しに入ります。

私は助産師として30年近く、たくさんの出産に関わってきました。
現在は看護師として、デイケアに関わっています。

命が生まれる瞬間に立ち会うたびに感じてきたことがあります。
それは、私たちは皆、生まれてくるまでにすでに大きな力を使ってきた存在だということです。

生まれてくるということは、決して簡単なことではありません。
それでも私たちは皆、その過程を経てここにいます。

けれど、心に傷を負う出来事があると、
自分は弱いのではないか、もう回復できないのではないか、一歩踏み出すのが怖い、
そんなふうに感じてしまうことがあります。
強い不安や気持ちの落ち込みの中にいると、
自分の力を信じられなくなることもあるかもしれません。

でも私は思うのです。
「ここにいる」というだけで、その人はすでに回復する力を持っている。
その力は失われたのではなく、
今は見えにくくなっているだけなのかもしれません。

回復とは、新しい強さを身につけることではなく、
もともと自分の中にあった力にもう一度気づいていく過程なのではないかと感じています。

助産師として命の始まりに関わってきた経験は、
今のメンタルケアやデイケアでの仕事の原点になっています。

安心できる環境の中で、少しずつ整えていくこと。
不安やトラウマからの回復は、決して特別な人だけのものではありません。

あなたの中にある力を、
一緒に思い出していく時間を持てたらと思っています。

 

大船心療内科