診察:月・木・金 9:00~12:30 13:30~16:30
水・土 9:00~13:00 デイケア:月~木
患者さんにとって大切なことは、
自分の個別の事情を理解してもらえ、
困っている問題の核心が正確に医師に伝わり、
辛い気持ちから解決に導いててもらえることです。
私達が提供する医療に対して、患者さん本人からからはどう見えるのか?
という視点で対応する医療は、まだ一般的とはいえません。
私達は、どんな状況でも患者さんが安心と希望を感じるように、
一歩踏み込んだ関わりを目指しています。
会社員メンタルケア外来も、薬を処方します。
ただし依存性の強い薬は処方しません。
具体的には、一般の精神科・心療内科で処方されることも多いベンゾジアゼピン系薬
(睡眠薬・安定剤の多くがこれに相当します)は、新規処方を禁止しています。
なぜならこれらの薬は、すぐに効かなくなり薬の必要量が増える一方となり、
止めようとしても止められなくなるからです。
薬に頼らないということは、心の苦しさの原因を見つけて、それらと向き合う必要があり、
生活習慣の修正、食事の改善、不足栄養素の補充、考え方のクセの修正、自分を深く知り、
等身大の自分を受け入れること、環境の改善、関わる周辺の人への介入、
過去の心の傷を癒す・・多角的に多彩な取り組みが有効です。
当院のはたらく人のメンタルケア外来は、心を病む人の為だけの外来ではありません。
誰にとっても、良好なメンタル状態が以前にもまして必要な時代です。
自分の心のコンディションを良好に保つ方法を知ることは、
会社員に限らずどんな人にとっても価値があるはずです。
自分を知るための重要な取り組み
心の癒しと成長をもたらす上でまず大切なことは、安全・安心な場と関係があることです。
カウンセラーは、絶対にあなたの味方であり、あなたを否定しません。
その場の話が会社や上司に漏れることも決してありません。
そのような場だからこそ、自分の心の中で抑えていた気持ちや感情を出すことが出来ます。
自分の本当の気持ちや感情を表現する事は、簡単そうに聞こえて実はとても難しいのです。
これが出来るだけでも、あなたの人生が大きく変わることでしょう。
継続することの重要性
1時間1万円の自費個人カウンセリングは、2か月で3回くらいのペースが理想です。
残念ながら数回で目覚ましい効果が出ることは稀です。
半年から1年継続したときに、薬では決して得ることが出来ない成果が期待できます。
本質的な改善に必須だが強制ではない
薬に依存しない心のケアを行うならば、個人カウンセリングは必須です。
ただし気が乗らないときは、個人カウンセリングはお勧めしません。
自らが意思をもって積極的に取り組んでこそ、初めて成果が得られるのがカウンセリングです。
ですから決して無理に薦めるものではありませんし、
個人カウンセリングなしでは診ないというものではありません。