メンタルヘルス&リワーク

  • 大船駅徒歩4分
  • 完全予約制
  • 保険診療
完全
予約制
大船駅徒歩4分
0467-40-4765

診察:月・木・金 9:00~16:30 水・土 9:00~13:00 デイケア:月~木

性同一性障害

性同一性障害とは

性同一性障害とは、生物学的な性別と、自覚している性別が異なるものです。 女性として生まれても男性的な価値観を持っている場合もあれば、男性として生まれたものの、女性としての価値観を持っている場合もあります。 近年、価値観の多様化に伴いようやく性同一性障害が社会的にも議論されるようになりました。 それまでは性同一性障害は、ともすると社会不適合者的な扱いを受けることもありましが、近年は性同一性障害への理解も広まりつつあります。

性同一性障害

原因

性同一性障害の原因は定かではありませんが
胎児期の脳の発達が影響しているのではないかと囁かれています。
この説の根拠として、肉体的な性別と自覚する性別は
胎児期のホルモン環境が深く関わっていますので、
性同一性障害もまた、ホルモン環境に基くものなのではないかと囁かれています。
しばし性同一性障害は後天的な要素なのではと囁かれていますが、
後天的要素は性同一性障害ではなく、趣味・嗜好であって、自ら価値観を決めたものです。
しかし性同一性障害は選択肢によって決めたことではなく、
生まれつきの性格・価値観によるものです。
その点を踏まえ、胎児期環境が影響を与えると考えられています。

症状

性同一性障害は、身体的な性と内面の性が異なる事によって
生じる悩みや社会的負担はありますので、いわば心因的なものになります。
ようやく性同一性障害の存在が知られるようになりましたが、
社会全体をみればまだまだ環境が進んでいるとは言い難いです。
例えば、性同一性障害の方が公共施設等にてお手洗いや
入浴施設を使用するときにはどちらを使用すればよいのかは定められていません。
男性の体ではあるものの、内面が女性の性同一性障害の方が、
仮に女性用のお手洗いや入浴施設を利用すれば、
大きな問題になる可能性もあるなど、
まだまだ社会が追い付いていない側面もありますので、
その都度不便な生活を強いられることになります。
そこでの悩みこそ、性同一性障害の症状だと考えてよいでしょう。
例えば、服装に関しても、男性の体・中身が女性の性同一性障害の方であれば、
女性の格好をしたいと思うことでしょう。
しかし、女性の服装に身を包んでいる、
一般常識であれば「男性」を見た周囲は、どう違和感を覚えてしまうものです。
自身の自覚と社会のギャップ。
これこそが性同一性障害の方の悩みです。

検査および診断

性同一性障害は、医療機関での診断だけではなく、
診断テスト等が行われていますので、
それらを受けることで自身が性同一性障害なのかが分かります。
但し、診断にて断定されたから性同一性障害として生きるということではありません。
そもそも、性同一性障害は決して障害ではないとの主張もありますので、
検査・診断されるものではなく、自身の考え方次第な点が強く、
診断されることで納得する方もいます。
それまで自身の心と体の性が不一致であることをだれにも相談できに悩んでいたとしても、
医療機関等で性同一性障害だと診断されることで、
自身の悩みを理解・把握し、精神的に多少楽になる方もいますので、
決して無駄なものではありません。

治療

先でもお伝えしましたが、性同一性障害は、名称こそ
「性同一性障害」ではありますが、決して障害ではなく個性です。
そのため、治療によって体の性別に心の性別を合わせるのではなく、
むしろ心の性別に体を合わせることになります。
この点に関してはホルモン療法等を行い、
心と体を合わせるための治療を行っている国外のクリニックもあります。

また、いわゆる性適合手術を行うケースもあります。
陰茎や睾丸摘出・精巣切除や膣形成術、豊胸等、
いずれの性別にも近づけるための治療が用意されていますが、
いずれも保険適用外治療となっています。

外科的治療を受けることで、例えば、女性の体に男性ホルモンを注入することで、
月経が停止し、ヒゲや体毛が濃くなるなどの男性的な特徴がみえるようになります。
また、女性ホルモンを注入することで、乳房が膨らんだり、
体毛が薄くなるなどの効果が表れますが、月経はきません。
そのため、妊娠はできません。

性適合手術によって自覚している性と体の性の一致をみることができます。
治療は外科的治療になりますので、
治療後は安静が求められるのは言うまでもありませんが、
まだまだ問題が多いのも事実です。
例えば、外科手術は、安価な海外で受ける方も多いです。
しかし、言葉が分からない中での治療となることから、
後々トラブルが発生するケースもあります。
その点では、先から繰り返しているように、
性同一性障害に、まだまだ社会が追い付いていない側面があります。
例えば、性同一性障害の方が外科的手術にて心と体の性別が一致しても、
結婚はできるのか、住民票の記載はどうなるのかなど、
社会的にはまだまだこれから議論・整備しなければならない点が多々あります。

  • 不安障害
  • 発達障害
  • 認知症
  • ADHD
  • CPTSD
  • PTSD
  • HSP
  • 拒食症
  • 自律神経失調症
  • 双極性障害
  • 統合失調症
  • うつ病
  • 適応障害
  • せん妄
  • 解離性障害
  • チック症
  • てんかん
  • 起立性調節障害
  • 過換気症候群
  • パーソナリティー障害
  • パーソナリティー障害
  • 月経前症候群
  • 睡眠障害
  • アルコール依存症
  • ギャンブル依存症
  • ゲーム依存症
  • スマホ依存症
  • 性依存症
  • 性同一性障害
  • 対人恐怖症
  • 買い物依存症
  • 薬物依存症
  • 恋愛依存症
totop