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HSP

HSPとは

HSPとはHighly Sensitive Personの頭文字から呼称されたもので、 感受性の高い敏感な人という意味です。 人口のおよそ15%から20%がHSPに当てはまるとの統計もあるのですが、 この数字は裏を返せばおよそ8割の人間がHSPではないことから、 HSPへの理解が低い要因となっています。 HSPにはDOESと呼ばれる分類があります。

D:深く処理をする
O:感情に刺激を受ける
E:感情反応が強い
S:些細な刺激を受ける

上記の4種類に該当する場合HSPだと考えられます。

HSP

原因

HSPは生まれつきの特性です。
つまり、病気ではなく気質です。
そのため、
急にHSPになることはないのですが、
自覚していないだけで、ふとした瞬間にHSPだと感じたり、
あるいは何らかの不調を訴えて病院に足を運んだ際、
症状や特徴からHSPだと診断されるケースもありますが、
基本的には生まれ持った気質だと考えられています。

症状

HSPは他の人にとっては普通のことでも、ついつい気にしてしまいます。
例えば、世間話でもしかしたら自分のことを言われているのではないかと考えてしまったり、
他の人の何気ない行動が、自分が原因で怒っているのではないか、
怒らせてしまって悪意が自分に向けられているのではないかと思ってしまうこともあれば、
誰も気にしていないことを自身だけが深く気にしたりなど、物事に対して敏感な気質があります。
但し、HSPは良い点もあります。
物事を注意深く見たり考えたりするからこそ、必要以上に気にしてしまう気質になりますので、
例えば、他の人が気付いていない他人の悩みに気付いたり、
些細な変化に気付いてあげられたりといった良い点もあるのですが、
近年はSNS等にて、他の人の何気ない言葉に深く傷ついたり、
気にしてしまったりするなど、負の部分が目立つ時代になっています。

HSPが注目を集める背景

HSPが大きな注目を集めるに至った理由としてSNSが挙げられます。
他人の何気ない投稿に、まるで自分が責められているかのような気分になる人や、
投稿者自身が全く意図していない形で解釈する人がいるなど、
敏感な人がいるのだと多くの人が気付くようになりました。
それまではHSPは少数派でしたので、周りにいなければ存在さえ分からないものですし、
ましてや外見で判断できるものではありませんので
HSPの知名度は決して高いものではありませんでした。
しかし、SNSの普及がHSPの存在を知らしめるようになり、
それまで些細なことを気にして傷ついていた人が、
HSPなのではないかと自覚したり、あるいはそのような気質を調べてHSPにたどり着くなど、
HSPの認知度が高まっています。

検査・診断

HSPは生まれつきの気質です。
そのため、いくつかに該当する場合、HSPの可能性が高いです。
例えば、周囲から敏感だと思われることが多かったり、
多くのタスクを実行する際には混乱してしまったり、
大きな音、刺激の強い光を苦手にしているといった場合にはHSPの可能性が高いです。
また、物事を深く考える傾向にある人、
対人関係では振り回されることが多い人もHSPの可能性が高いです。
このように、基本的にはいくつかの設問にてHSPかを診断しますが、
設問に関しては様々な形が用意されており、医療・診療機関によって異なります。

治療

HSPには治療という概念はありません。
なぜならば、生まれつきの特徴になりますので、患者様自身がHSPを理解し、
HSPと付き合うことが大切だからです。
HSPは感受性が強い気質になりますので、例えば自身が苦手だと感じる人とは距離を取るなど、
HSPを自覚したうえでの行動が肝要です。
例えば、SNSで不快感を覚えるような相手とは思い切ってブロックするのも手です。
フォローしていると、勝手にタイムラインに表示され、
視界に入って嫌な思いを覚えるくらいであれば、
ブロックして視界に入れないことも大切です。
このような対策はSNSに限った話ではありません。
視覚的に敏感だと感じているのであればサングラスを装着するなどして
視界を狭くするのもHSPとの付き合い方の一つです。
聴覚が敏感であれば、イヤホンにて音楽を聴くことで、
リラックスしつつ、かつ外部からの音を遮断できます。
このように、HSPは治療・改善するものではなく、
HSPとどのように付き合うかが大切です。

HSPは欠点ではなく個性

HSPは治療が必要な症状ではなく、個性・気質です。
そのため、HSPだからと必要以上に気にする必要はありません。
大切なことは、HSPを改善しようとするのではなく、HSPと向き合うことです。
患者自身はもちろんですが、家族やパートナーなど身近な人間にもHSPを理解してもらうことで、
それまでの感じていたストレスが軽減されることに繋がります。
先にもお伝えしましたが、HSPは決してネガティブなことばかりではなく、
ポジティブ・メリットもありますので決して改善を要するものではありません。

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